Unityが壊れちゃった
Unityって知ってますか?多分今一番よく使われているゲームエンジンです。
Unityの偉い人が「インストールごとに20セント取っていれば今頃大金持ちだぜ」って飲み会のノリで考えたような新しい料金プランを出してきた。
いろいろ条件はあるが来年1月1日以降の1回のインストールに応じて20セントね、って感じのもの。
これがマジで考慮漏れが1000個くらいあるガバガバルールだった。
例えば6000円の買い切りゲームならそのうちの20セントなんて誤差だと思うが、無料の広告課金ゲームだと大量のインストールがあるはずなので影響が大きくマイナスになる可能性がある。
ちょっと考えただけで思いつく懸念
- 販売形式によって影響が違いすぎる
- インストールの回数をちゃんとカウントできるの
- 不正ダウンロードはどうなるの
- マイナスになる可能性があるけどどうするの
- 過去作られたゲームをマジで対象にするの
- 作った人が連絡付かなくなっていたり払わなかったらDMCA違反とかで配信停止になったりするの
- Unity社が無限にインストールしまくれば錬金術できるんだけど
- そもそも過去に遡ってルール適応できんの?承認してないけど
- そもそもTerms of Serviceのgithubリポジトリ消してるのマジ?
- 社内に法務部とかないの?
いろんなインディーズデベロッパがキレて声明出してたり(大手はまだ様子見)Twitter(x)が荒れてたり、今の偉い人がEAの元偉い人だったり(かなり評判が悪い)、さらに発表前に株を売り払っていたり(インサイダーやんけ)、Unityオフィスに脅迫があったと思ったら別オフィスの社員だったり
とまぁこの1週間くらいでいろいろと盛り上がってる。
「ほとんどのユーザはこの影響を受けないから安心して!」みたいなことを言ってるけど、そもそもそんなアホのなこと言い出すツールを今後使って行きたくない、というのがコミュニティの意見っぽい。
移行先としてUnreal EngineとかOSSのGodotがコミュニティで話題になっている。
個人的にはGodotが好きで趣味で触ってたのでコミュニティが大きくなって開発が活発になってくれるといいなと思ってる。
Godotは去年メジャーバージョンが上がって(3.x→4.x)結構大きく変わっていろいろ壊れてたりするのでこの状態で触って評判下がらないか心配ではある。
あとこのタイミングでGodotがコンシューマ対応とアセットストア対応のロードマップがあるみたいな話が出ていた。
Unityが他のゲームエンジンの宣伝をしてくれた、みたいなことを言ってる人も居た。
Unityの今回の件はマジで狂っててこの後撤回されても信用はかなりなくなっている。
広告プラットフォーム周りのゴタゴタだとか言われてる(広告主体のゲームへの影響が大きいし)けど株価下げて他が買うとかそういう陰謀論も出てきてる。
そういえばVRは現状Unity一強状態だったので今後どうなるのかな…
人間、急に狂ったりするのでやっぱり日頃から頭にアルミホイルを巻いた方がいいと思う。